学校からWISC検査という言葉が出てきて、何を確かめる検査なのか分からないまま予約日だけが近づいてくる。そんな戸惑いを持つ方は少なくないと思います。
地域情報メディア『まっぽし熊本』でエリアを担当しているちかモンです。人に聞かれたときは、まず場所と寄りやすさから話すことが多いわたしですが、今回は少し違う相談先の話です。
この記事では、検査の役割、相談先の違い、実際に検査を受けられる窓口の候補、予約前に確認したい点という順に整理していきます。
WISC検査で分かることの範囲
WISCとは、子どもの得意なことと苦手なことのバランスを見るための知能検査のひとつです。言葉の理解や記憶の力、物事を処理する速さなど、いくつかの側面を数値として表す検査になります。
ただ、数値だけで子どもの全体像が分かるわけではありません。得意不得意のバランスを知るきっかけ、というくらいの受け止め方がちょうどいい気がしています。
- 言語理解
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言葉を理解したり説明したりする力の側面です。
- 処理速度
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目で見た情報を素早く処理する力の側面です。
発達検査や診断との役割の違い
発達検査や診断とWISC検査は、目的も範囲も異なるものです。発達検査は年齢に応じた育ちの様子を広く見るもので、WISCは学齢期以降の知的な特性を細かく見る検査になります。
診断は医師が複数の情報をもとに行うもので、WISCの結果だけで診断が決まることはありません。この違いを最初に知っておくと、後で話が噛み合いやすくなります。
検査を考えるきっかけになる場面
見落としやすいのが、検査を考えるきっかけは家庭からだけではないという点です。学校の先生から勧められる場合もあれば、園や支援機関から話が出る場合もあります。
誰から話が出たかによって、その後に確認する窓口が変わってきます。ここで一度、話が出た経緯を思い出しておくと動きやすいです。

まずどこに聞けばいいのか迷いますよね
医療機関で相談するときの確認先
医療機関で相談する場合、WISC検査の実施有無や紹介状の要否は病院ごとに違います。
受診の目的が診断や治療につながる相談であれば、まず医療機関に確認するのが自然な流れです。実施の有無や予約方法は各医療機関の公式情報で確認する必要があります。
実際に検査を受けられる窓口の候補
実際にどこへ行けばいいのか、候補となる窓口を三つ挙げてみます。名称や制度は変わることがあるため、公式情報での確認が前提です。
ひとつめは熊本市こども発達支援センターです。熊本市中央区大江のウェルパルくまもと二階にあり、〇歳から十八歳までの発達に関する相談を無料で受け付けています。相談や検査は原則無料で、電車通りの交通局前電停から徒歩約一分と寄りやすい場所です。公式サイトはcity.kumamoto.jp(こども発達支援センター)で確認できます。
ふたつめは熊本市発達障がい者支援センター「みなわ」です。同じくウェルパルくまもと二階にあり、小学生から成人までの発達障がいに関する相談ができます。利用は月曜から金曜の午前八時三十分から午後五時十五分までで、駐車場も完備されています。公式サイトはkumamoto-minawa.comです。
みっつめは南区にあるよりクリニックです。精神科と心療内科を診療し、子どもから高齢の方まで対応する体制が特徴です。心理検査は自由診療扱いとなる場合があり、料金や実施日は変わることがあるため、電話か公式サイトでの確認が必要です。西熊本駅から距離があるため、車での来院がしやすいクリニックだと思います。公式サイトはyori-clinic.comです。
教育相談や支援機関で相談する場合
教育相談や支援機関では、生活や学びの困りごとを整理する目的で検査を扱う場合があります。
先に紹介した窓口のように、医療機関とは役割が異なる場所も熊本市には複数あります。混同しないよう、目的に合わせて選ぶことが大切です。
| 相談先 | 主な役割 |
|---|---|
| 医療機関 | 診断や治療につながる検査、紹介状の要否を確認 |
| 教育相談・支援機関 | 生活や学びの困りごとの相談、検査のみの受付も |
予約前に確認したい対象条件
対象年齢や実施条件は、機関ごとに設定が異なります。相談のみの受付が可能かどうかも確認しておきたい点です。
紹介状の要否や待機の状況も、申し込み前に確認しておくと当日に焦らなくて済みます。ここは先に見ておくと、後の動きに無理がありません。
検査の費用と結果説明の受け方
先に確認しておきたいのは、費用や結果説明の方法が機関ごとに違うという点です。検査だけの料金なのか、結果を伝える面談まで含む料金なのかも差があります。
金額や説明方法は申し込み前に公式情報で確認する必要があります。ここを雑に決めたくない、というのがわたしの実感です。
検査当日に流れるおおまかな時間
検査当日は、聞き取りや複数の課題に取り組む時間があり、まとまった時間がかかります。
待ち時間が長くなりそうな日は、前後の予定を詰め込みすぎないほうが落ち着いて過ごせると感じています。用事の前後で寄りやすいかを先に見ておくと、当日の動きに無理がありません。
これまでの様子や相談の目的を確認します。
複数の課題にひとつずつ取り組みます。
後日あらためて結果を聞く場が設けられます。
結果を受け取ったあとの相談先
結果を受け取ったあとは、説明してもらった内容をどこへつなげるかを考える段階になります。
医療機関で受けた場合は主治医、相談機関で受けた場合は担当の相談員が、その後の相談先になることが多いです。学校と共有するかどうかは家庭の判断で決められます。
- 熊本市こども発達支援センターの案内
- 発達障がい者支援センター「みなわ」の案内
- 各医療機関の心理検査に関する案内
今日の一歩をどう決めるか
わたしなら、相談の目的をひとつはっきりさせてから、どこに聞くかを決めるようにしています。目的があいまいなまま窓口を探すと、話が噛み合わないことがあるからです。
治療の現場でも、話を整理してから動くほうが結局は早いと感じることが多いです。仕事の帰りに窓口の電話番号を調べておいた、というくらいの小さな動きで十分だと思っています。
今日か明日、気になっていることをひとつだけメモに残してみてください。そのメモを持って今週末に公式サイトを一度見るだけで、少し気持ちが軽くなる時間になったらうれしいです。













